急性低音障害型感音難聴
急性低音障害型感音難聴とは、低音部の周波数のみ聞こえ難くなる病気です。
同じ症状からぐるぐる回る激しいめまいをきたすと有名なメニエール病です。
症状
症状は以下のようなものがあげられます。
- 耳ある日突然、耳に水が入ったような詰まった感じの激しい痛み
- 耳抜きをしたくなる感じだが、耳抜きをしてもスッキリしない
- 音が耳にビンビン響いたり、割れて聞こえて、とても不快
- ゴーというような低くうなるような耳鳴りを感じるが、聞こえは悪くない
原因
原因は不明ですが、ストレス・睡眠不足・疲れや体調不良などをきっかけに、繰り返し起こります。
治療
特別な治療はしなくても、基本的には自然に回復し、同様のきっかけで繰り返します。
半日くらいで自然に回復することもありますが、2週間ほど長引くこともあり、症状が2~3日続く場合には耳鼻科受診をおすすめします。
お薬は、耳の神経の調子を整える目的で、ビタミン剤や耳のめまいの薬などが使われます。
その他
ぐるぐる回る激しいめまいをきたすと、メニエール病ですが、急性低音障害型感音難聴でも、ふわふわするような軽いめまいを感じることもあります。
多くは自然に回復しますが、聴力低下が残るときには、MRIなどの精査が必要になる場合もあります。
予防
ストレスや体調不良に伴い、繰り返し症状が出やすいので、普段から十分な睡眠時間の確保や、血行促進のための軽い運動などがすすめられます。